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2011/02/06

中学受験の日々②

まず、「お試し受験」(前受け、先受けなどとも言う)とは何か。

2/1から入試が始まる神奈川の受験生の場合、多くの受験生は、1月に「お試し受験」をします。(大体、1校から3校)
これは、1月に入試を行っている、関西・埼玉・千葉・その他の地方の中学校を、“進学はしないけれど、練習のために受験する”、ということです。

大手の模試は12月で終了してしまうので、ぽっかりと空いた1月に調子を崩さないようにするため、
また、実際の受験を体感してから2/1を迎えるために、
「お試し受験」をするのです。
だから、多くのお試し受験は、合格することを前提に計画します。

さて、我が家の場合は、塾の先生と相談して、
問題傾向が第1志望校に近く、
レベルは第4・第5に近い、
第6志望校を、1月下旬に受験することにしました。

今思えば、何故あんなに、「第6志望校は大丈夫」と妄信していたのか、不思議でなりません。偏差値が充分足りているから??過去問で充分な点数が取れているから??

それでも、確実に合格するなんてことはあり得ない。受験は1発勝負、何が起こるか分からない。

そういう考えが私の頭からスッポリ抜けていたのは事実です。
危機管理が足りませんでした。

結局、息子は、塾のクラスの男子でただ一人の、第6志望校・不合格者となりました。
四谷大塚の昨年の入試結果グラフを見たら、息子の持ち偏差値でこの学校を不合格になった受験生はゼロ人。「まさか」が目の前で起こったことが、にわかには信じられませんでした。息子本人も呆然。

しかし、「負けに不思議の負けなし」と言うように、この不合格にはちゃんとした原因があったとも思います。
息子は、模試が終わった1月以降、かなりの気の緩みがありました。当然、塾には行っているし、それなりの勉強量もこなしてはいましたが、「どうせ受かるだろう」という気持ちがありありと見てとれる状態でした。
私も「そんな態度では危ない」と口では言っていましたが、第6志望校を落とす、という想定は全くしておらず、ひたすら第1志望と第2志望の対策ばかり考えていました。

徐々に、徐々に、息子は周りから遅れをとり、それがそのまま合否に表れてしまったのです。脳天をかち割られたかのようなショックでした。

そこから、先生方に細かい指導を受けつつ、息子の「再生」に取り組んだのですが、これがまた、やればやるほど息子本人の自信を奪う、という結果になってしまいました。
塾では、友人たちの合格短冊が次々と貼られ、家では苦手克服の単調な作業。
ついこの間確認したばかりの漢字が思い出せずに泣きだす息子に、「そんなことで泣いてはいけない」と叫ぶ私。
何もかもが悪循環に陥った1月下旬でした。

2月1日の第1志望校受験はもう目の前なのに…。どうして、1月上旬にも、お試し受験を入れておかなかったんだろう。その時に私たちの甘さに気付けていたら、ここでこんな状態にならずに済んだかもしれないのに。そう思っても、もう今更遅い。「あがく」という言葉の意味を、これでもかと思い知らされた日々でした。

それでも、2月1日はやってきました。
息子の調子は戻らないまま・・・。
ただ、志望校に合格したいという思いは、息子も私も同じでした。

前日、私は、必死の思いで、あの手紙を書きました。何度も書き直し、「どうか息子が強い気持ちで勝負を挑んでいけますように。これで膿は出し切った、ここからは生まれ変わったつもりでいくぞ、そういう気持ちになれますように」と祈りました。

<③に続く>

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