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2011/06/07

漆紫穂子「女の子が幸せになる子育て」(かんき出版)

漆紫穂子「女の子が幸せになる子育て」(かんき出版)

なんとなく気が向いて手に取りました。
著者は、品川女子学院の校長先生です。
“品女”は、「28歳になった時に、社会で活躍している女性を育てる」という、面白いキャリア教育を実践している学校。私の周りにも、こちらにお嬢さんを通わせている知り合いが何人かいらっしゃいますが、皆さん学校の方針にとても共感なさっている様子です。

さて、本書は、帯に「親が読んでほっとする本」とあるように、とても楽に読める本です。
品の良い日本語で、女の子を育てるときの留意点が語られています。
共感したところはたくさんあったのですが、特にココ。

「どうせできっこない」
といった、自分を卑下したり諦めたりする言葉が子どもの口から出てきたときは、
「もし、できたとしたら?」
という言葉をかけ、
明るい未来を思い描かせたり、ゴールイメージを膨らませてあげたりすると、
子どもの心にスイッチが入る可能性が高まる。

この章では、イソップ寓話に由来した、「酸っぱいブドウの心理」(=欲しいブドウを取ることができないキツネが、「あのブドウはどうせ酸っぱいからいいや」と自分に言い聞かせる心理)も引き合いに出されていますが、確かに女の子は、「どうせ~~」と、自分を正当化して、目標を諦めてしまう傾向が強いように思います(自分も含む)。

我が家で息子と娘を見ていても、常に根拠のない自信があり、勝負事は最後まで決して投げ出さない息子に対し、娘は、根拠がないと自信が持てず、必ず結果を予想してから勝負に出ます。「もしかしたら勝てるかも」という希望を失わない息子と、「勝てない勝負はそもそもやらない」という娘。そこには、個人差だけでなく性差もあるんではないかと常々感じていました。

でも、そうか。娘がそういう心理になった時には、「本当はどうしたいの?」と問いかけてあげればいいのか。娘が、なりたい自分を目指していけるように。チャレンジや失敗を過度に恐れることがないように。今後のサポートの良いヒントになりました。

実は最近、「娘にどんな女性に育って欲しいか」ということをかなり真剣に考えていて、旦那ともよくその話題になります。
息子の受験が終わったので今度は娘、というのもあるし、私とは明らかにキャラが違う娘を私の価値観で導いてしまっていいのかという迷いもあります。
だから思わずこの本を手に取ってしまったのかもしれません。

息子と比べると、育てやすくて、こちらが甘えてきてしまった部分も多い娘だけれど、彼女が幸せな28歳になれるように私が出来ることは何か、娘の話によく耳を傾けながら、これからも考え続けようと思います。

(とりあえず、娘のお産の世話をするまでは絶対に健康でいなくては!!これこそ最大の母の務め、かな?)

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