書籍・雑誌

2014/10/07

「彼女のこんだて帖」(角田光代・講談社文庫)

「彼女のこんだて帖」(角田光代・講談社文庫)

偶然駅の本屋さんで見つけて、ライトな気分で読み始めた本なのに、気づいたら泣けて泣けて仕方がなかった…。
特に、角田光代さんのあとがきが。

娘にも読んでほしいなぁと思う1冊です(→いやもう読んでるっぽい→台所のテーブルに置いておいたら無くなってる(^^;)

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2013/09/29

「ポプラの秋」(湯本香樹実・新潮文庫)

◆次の文章をしっかり音読してから、後の問いに答えなさい。

「私(千秋)」は、小学1年生の夏に父を亡くした。アパートの1階に住む大家さんのおばあさんは、自分には「こっち」の人から預かった手紙を、死ぬときにあの世の人に運ぶ秘密の役目があるのだと「私」に話した。その話を信じた「私」は、毎日のように死んだ父に手紙を書いておばあさんに預けるようになった。ところが、ある日のこと、おばあさんが倒れ、入院してしまった。おばあさんが死んでしまうのではないかと、「私」は心配でならなかった。

(四谷大塚 予習シリーズ 国語5年下より)

こんな説明書きで始まる読解問題を娘が解いていました。
出典は「ポプラの秋」(湯本香樹実・新潮文庫)
問題文は、「私」が、死んだ父からの電話(??)をとるシーンで終了。
・・・ええ??Σ(゚□゚(゚□゚*)この話これからどうなんの??←娘&私

「もし、あの世へ手紙を運ぶ、っていうファンタジーな設定が本当なら、死んだ父からの電話も実は本当とか??」
「これ、ホントはどんな話?」
「問題文にくりぬかれた部分だけではよくわかんないね…」
「読んでみたい!!」

というわけで、さっそく本屋さんで買ってきて、二人して一気読みしました。
すごーーーーく心にしみる、いいお話でした(p_q*)

明白に、死ぬこと、生きることをテーマにしている物語なのに、すごく自然で・・・。
普通に、自然に、「生きているっていいな」「誰かを愛するっていいな」と思えてしまう、不思議で優しいお話でした。

読解問題を見たときはなんのことやらだったけど…。読んでよかったです。
こんなに切なくて清々しい読書は久しぶりでした。この作者の本をもっと読んでみようかと思います。

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2013/09/18

「クローディアの秘密」(E.Lカニグズバーグ・岩波少年文庫)

前に、河合隼雄さんが著書の中でこの本のことを紹介してらしたのを読んたことがあります。
それ以来、「いつか読んでみたいなぁ」と思っていた児童文学です。

「クローディアの秘密」(E.L.カニグズバーグ・岩波少年文庫)

↑娘と一緒に読みました(^^)

娘はなんと言っても、「自分と同じ年頃の女の子が、家出する。しかも家出先(?)が美術館。」という、ハラハラドキドキな展開に興奮したようです。
私は、3人の弟がいる長女のクローディアが、家庭内で不満を募らせる様子に共感しつつ(←私も第一子なんで(゚ー゚;)、「違う自分になって帰りたい」と切望するクローディアの気持ちに懐かしさを覚えました。

別に冒険が欲しいんじゃない。成長した自分を手に入れたいという気持ち。
あったねぇ、そんな頃・・・(*v.v)。

今さら私が言うまでもないですが、10代前半の女の子にピッタリな1冊だと思います。

ちなみに、昔よく、NHKの「みんなのうた」で見た、「メトロポリタン美術館」って、この物語をモチーフに作られた曲だったんだそうですね。知らなかったw(゚o゚)w
この本を読んで以来、ついつい口ずさんじゃうヾ(´ε`*)ゝ

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2013/06/05

初めての能・狂言

夏休みに能楽(能&狂言)を観に行くことになったので、自分の知識を確認してみた。

能・・・織田信長が、「人生五十年~~」ってやったやつだよね?と思っていたら、あれは能ではなくて幸若舞というジャンルの芸能だったみたい。入り口違い(;;;´Д`)ゝ

狂言・・・にほんごであそぼでやってた、「ややこしや~ややこしや~~」とか「でんでんむしむし、でんでんむっしむしーー!」ってあれだよね?うん、これは確かに狂言だった模様。でもそれ以上の知識は、、、(汗)狂言ってコントって聞いたことあるけどホント??

・・・引き出しカラッポじゃんか(恥)
というわけで、3冊一気読みしてみました。

「能楽入門①初めての能・狂言」(小学館)
「まんがで楽しむ能・狂言」(檜書店)
「面白いほどよくわかる能・狂言」(日本文芸社)

なんか、意外にもめちゃくちゃ面白かったw(゚o゚)w

観阿弥・世阿弥が完成させた総合芸術、能。
豊臣秀吉も、徳川綱吉も耽溺したっていう話。
幾度の危機を乗り越え、700年近くも廃れずに続いている。
沈黙にこそ意味があるとする、実に日本らしい伝統芸能だということがよくわかりました。

観に行くのが俄然楽しみになってきました(^^)ワクワク~♪

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2013/03/26

クレヨン王国 クラシックベスト10

このブログでも、何度か紹介したことがある、

「クレヨン王国のパトロール隊長」(福永令三・青い鳥文庫)

という本。子供の頃、何度も読んだ思い出の1冊です。

しかし、大人になってもう一度読みたいと思った時には、すでに実家にはなく。。。
おまけに絶版になっていることが判明、購入することも叶わなくて、読みたいときには図書館で借りるしかありませんでした。

それが!!
今日、お花見ついでに本屋さんへふらりと寄ったところ・・・
あれ?これ、パトロール隊長??
・・・ええーっ!!パトロール隊長があるよーー?!
!!(゚ロ゚屮)屮

とうとう復刊したんだ!!ヤッター!!と嬉しくて嬉しくて、もちろん買って帰りました(*^^*)

帰宅して調べてみたら、青い鳥文庫のHPにこんなお知らせが載っていました。

累計500万部のクレヨン王国シリーズから人気の10タイトルを緊急重版!

「子どもが発売日を待ちわび、自分のおこづかいで買う」児童書のさきがけとなった、青い鳥文庫「クレヨン王国」シリーズ。その著者、福永令三先生が、昨年、2012年11月19日に亡くなられました。福永先生へのメッセージや、『思い出のクレヨン王国、この1冊』を募集しましたところ、大きな反響がありました。
そこで、みなさまの熱い声におこたえし、シリーズ全47タイトルのうちから、10タイトルを「クレヨン王国クラシック ベスト10」として、三木由記子さんのイラストのオリジナル版で、緊急重版いたします。
「読み返したいと思ったけれど、手元になかった。」「むかし読んだイラストのまま、親子で読んでみたい。」というみなさん、この機会をお見のがしなく!

そうだったんだ・・・。福永令三先生、お亡くなりになったんだ。。。
これまで素晴らしい作品をありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

今回の緊急重版は本当にありがたいです。
この1冊はもう絶対手放さないで、手元で大事にしていきたいと思います。

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2012/12/13

「パリ左岸のピアノ工房」(T.E.カーハート・新潮社)

ついに!!
ついについに!!!

アコースティックピアノ(アップライトですが)、買いましたーーー!!!
ヒャッホーー!!(≧∇≦)

とは言っても、納品はおろか、支払いもまだ(゚ー゚;
「うちのピアノ」と対面するのは、年明けになる予定です。

ああ、また本物のピアノと一緒に生活できるんだなぁ…。
早く弾いてみたいなぁ。。。

そんな今の私の気分に、ピッタリすぎる本を読みました(^^)

「パリ左岸のピアノ工房」(T.E.カーハート・新潮社)

まるでおとぎ話のような物語なのですが、なんとノンフィクションだそうでw(゚o゚)w
驚きました。
ピアノが持つ、強大な魅力に、どっぷり酔いしれることができる1冊です。
文句なしに100点満点、すごくいい本でした。

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2012/10/02

「僕はいかにして指揮者になったのか」(佐渡裕・新潮文庫)

夏にズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きに行ったとき、私は思った。

“生まれ変わったら、指揮者とつきあってみたいなあ”と(゚ー゚;

※ その時の記事はコチラ → 

ズーラシアンフィルの指揮者はオカピです(^-^;
ビジュアル的には、シロクマとかトラとかのほうが体育会系な感じでカッコイイ(?)ようにも思うのだけど、この日、舞台上で一番輝いていたのは、“足より首の方が長い!?”という勢いのオカピでした。

どうやったら指揮者と出会えるかなんて皆目わかりませんが、まあそれは来世になったら考えるとして(゚ー゚;、こんな本を読んでみました。

「僕はいかにして指揮者になったのか」(佐渡裕・新潮文庫)

あまりに面白くて一気読みしてしまいました。
佐渡さんと言えば、題名のない音楽会の司会をしていらっしゃる方。
私は、佐渡さんの大らかで情熱的な人柄にも、指揮者という普段は縁のないちょっと遠い世界にも、グイグイと引き込まれてしまいました。
なんかもう、リアルのだめカンタービレなんだなぁと。
情熱と才能と人の縁でつながっていく音楽の世界。感動しました。

「音楽おもろいで、演奏会に来てみぃひんか?」
という佐渡さんの語りかけに、
「うんうん、行きたい、行く行く!!」
と、即答しちゃう気分の今の私。
娘も一緒に聴きに行けるような演奏会を探してみようと思います。

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2012/09/22

「やさしくわかる楽典」(青島広志・日本実業出版社)

「やさしくわかる楽典」(青島広志・日本実業出版社)

↑ホントにやさしくわかりました(^-^;
多少、よくわかんないところもあったけど(音程のとことか)、そこは青島さんのチカラというか、別に華麗にスルーしてもかまわない空気が漂う本なので、楽に読めました。
楽譜の解説を読んでも「?」となってたところや、先生に聞いても「?」となってた部分が、かなり整理されました。

やっぱり、こういう勉強を、子どものときにやっとくといいのかもなぁー(もう遅い)
いやいや、これから出来ること、楽しめることを、前向きにやっていこうと思います(^^)

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2012/08/27

「練習しないで上達する 導入期のピアノ指導」(呉暁・音楽之友社)

日頃、いろいろと参考にさせていただいているアンダンテさんのブログで紹介されていた本↓↓

「練習しないで上達する 導入期のピアノ指導」(呉暁・音楽之友社)

読みました(^^)すごく面白かったです。

アンダンテさんの記事では、「果たしてツェルニーは必要なのか、不要なのか」という議論の中で、この本の内容が引用されていました。

私自身の、子どものころのツェルニーの思い出といったら、、、、

ツェルニー30→つまんなくて大嫌い→なんとかして練習しないで済ませようとする(しれっと先生の前で初見で弾いてみる)→当然弾けない→怒られる→仕方ないから練習開始→やっぱりつまらない→なんとかして練習しないで(以下省略)

という、怠け者の歴史。。。( ̄Д ̄;;(恥)
もし、あそこでもうちょっとツェルニーをがんばっていたら・・・ツェルニー40まで到達していたら・・・今、もっとピアノを楽しめたかもしれない・・・という思いは、いつもどこかにありました。

しかし、この本では、ツェルニーは「不要」とされていて、使わなくたって十分、小学生でドビュッシーを美しく弾く子供を育てられると説かれています。
(ただし、ソルフェージュには非常に力を入れるという指導方法をとられているそうです。)
正直、「こんな先生に習いたかったなぁ~」とも思いましたが、それ以上に私は、ツェルニーがいるかいらないかと言う話よりも、「ピアノの好きな子供を育てるのに、やり方はひとつではない」という筆者の考え方に感銘を受けました。

「子供は遊んでいるときに一番集中する」
「どうして進度ばかりに気を取られるのか」
「音楽は食後のコーヒーのように優雅なもの」

なるほどなぁ~。真剣に子供たちに向き合って、必死に指導してきた筆者だけに、すごく説得力があります。
山の登り方はひとつじゃない、その子その子、その人その人で、登る山も登り方も違って当然。これってピアノだけの話じゃないよね。。。

ツェルニーからはだいぶ話がそれちゃいましたが(゚ー゚;、読んでよかった1冊でした。ピアノにかかわっている方だけではなく、子供を育てている方にもオススメの本です。

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2012/07/20

「おちくぼ姫」(田辺聖子・角川文庫)

久しぶりに田辺さんの古典モノを読みました。

「おちくぼ姫」(田辺聖子・角川文庫)

原典は平安時代に書かれた「落窪物語」。内容をひとことで言うと、王朝版シンデレラ、ということになるでしょうか。
まるでシンデレラのように継母にこき使われていたおちくぼ姫が、王子様ならぬ右近の少将に見初められて、どんどん幸せになっていくというお話です。

田辺さんの筆のおかげもあると思うのですが、恋愛模様以上に、平安ドタバタ劇が面白くて、何度も吹き出してしまいました。
小学生でも読めそうなくらいわかりやすい文章なので、娘が日本史をある程度理解したころにでも、薦めてみたいと思います。

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